ボヨンボヨンやナンダカンダ等と同じ、フロントスタイル(縦のトリック)で感覚系と呼ばれる『ウェーブ系』トリックです。その中でも難度が高めで、感覚をつかんだ後でも連続で行えるようになるまでは時間を要します。
基本は利き手のあとヨーヨーが動き、そのあと反対の手が動くというのが原則です。利き手と同時に反対の手が動いていたり、ヨーヨーが動いたあと先に利き手が動いたりすると、解説動画のように波打つ動きになりません。
- 利き手を上に
- ヨーヨーが上に
- 反対の手を上に
- 利き手を下に
- ヨーヨーが下に
- 反対の手を下に
この原則は、他のウェーブ系でもほとんど共通しています。
ヨーヨーなしで、手だけでイメージトレーニングするのも有効。ヨーヨーが顔に飛んでくるのが怖くて、手の位置が下すぎたり上すぎたしするとやりにくいので、怖くても顔の前でコントロールし、ヨーヨーはまっすぐ上に持っていくようにしましょう。そうすれば顔に落ちてくることはほとんどありません。
成功基準
- 3往復以上
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
派生
- UMAウェーブ
- スネーク・ホップ
- イン・アウト・シーシック
- シーシック・ファウンテン
- OSシーシック
豆知識
シーシック [Seasick] は、日本語で船酔いという意味。開発者はゲイリー・ロンゴリア氏といわれており、初めて競技会で登場したとされているのは1999年の世界大会です。
該当部分は01:09から。
ゲイリー・ロンゴリア氏本人が、当時のシーシックの開発の経緯等を語るインタビュー映像も公開されています。