アトム・マウントから、ヨーヨーを前後にスライドさせる、特徴的な動きのトリックです。
乗せ替えの仕方自体はとてもカンタン。しかし手の動かし方が肝で、手のあとをヨーヨーがついていくように動かさないと、本来のナンダカンダの動きになりません。
大切なポイントは3点。
- 利き手の人差し指が、反対の人差し指のすぐ上を通ること
- 利き手の人差し指は、地面と水平にまっすぐスライドする
- ヨーヨーは、利き手がほぼ動ききってから動かす
これを守り、あとはヨーヨーと指のスベリを確保して挑みましょう。新品のストリングの弾力を取っておき、短めに調整して、グローブを装着するのがおすすめ。
成功基準
- 3往復以上
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
派生
乗せ替えの仕方(乗せ替える場所)が共通しているトリックを紹介します。これらは手の動かし方を変えることで、大きく要素が変わるというわかりやすい例でもあります。
亜種
派生トリックより小さな変化をする別バリエーションとして『タムナンダ』が存在します。このトリックの開発者といわれる、2000年A部門(現在の1A部門)全国大会優勝のタムラヨシユキ氏の名前と合体したネーミングとなっています。
ナンダカンダと同じ手の動きから、乗せ変えのときに利き手の人差し指とヨーヨーができる限り離れればタムナンダに。逆に、人差し指とヨーヨーができる限り近ければナンダカンダになります。
豆知識
昔、藤井隆さんの「ナンダカンダ」という曲が流行し、2003年にセンバヒデマサ選手が全国大会でその曲を使用しました。そのサビの「♪ナンダカンダ叫んだって~」というパートでこのトリックを披露されたことで、そのまま技名となりました。
ちなみに似た由来の別の技にラブ・マシーンがあります。