ヨーヨーを下に投げて、空転させずに戻します。グラビティ・プル(上げ下げ)との違いは、手の形がスロー&キャッチやスリーパーのように、最初は手のひらを上に向けたまま投げ下ろす点です。
成功基準
- 正しい向きで投げる
- 正しい向きでキャッチ
- まったく空転(スリープ)させない
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
派生
重要な投げ方のバリエーションのひとつであり、ほかにも近い投げ方やトリックが存在します。
- 同じ投げ方でヨーヨーをスリープしてから戻すスロー&キャッチ
- 同じ投げ方で一定時間以上スリープしてから戻すスリーパー(ロング・スリーパー)
- 手の向きを逆にして、前に放るフォワード・パス
- 手のひらを下に向けたままヨーヨーを垂らすグラビティ・プル(上げ下げ)
豆知識
トリックの中身ではなく、名前についてのお話です。
当店ではトリック名に中黒(・)を入れています。フォワード・パス、アラウンド・ザ・ワールドなんかがそれです。
これは英語がベースとなっているトリック名を日本語訳したとき、英単語同士の間、ようするにスペースの場所です。上記の例ならばForwardPassですし、AroundtheWorldなわけですね。割と団体さんやトリックリストによってはこの基準がまちまちだったりするのですが、当店では原則としてこのような表記をしています。
別に中黒自体は必須ではありませんが、ヨーヨーのトリックはいろんなものと複合して長い名前になることがあり、区切りがあった方が読みやすいのかなという狙いですね。
では見た目2単語で表記されてそうな『スローダウン』はなぜ中黒が入っていないのかというと、実は英語でも一単語で『Throwdown』だからなんですよね。カタカナ的にはスロー・ダウンにしたいんですが違うんです。ちなみに同じ見た目2単語シリーズでは『ブレイクアウェイ』『サイドワインダー』があり、これも一単語で『Breakaway』『Sidewinder』であってブレイク・アウェイやサイド・ワインダーではございません。
ただ、この表記が一概に正解というわけでもないので、もし皆さんがトリック名を書くことがあったら好きに表記したほうがいいです。見やすい、わかりやすい方が正義です。こうしたサイトのように大量にトリック名を書くときはこういうルールがあった方がいいというだけなので。
(この話、何割の人が興味あるんでしょうか)