《2024/01/18》一部トリックに別名追記

グラビティ・プル(上げ下げ)- Gravity Pull

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世界でもっとも有名な技といえばウォーク・ザ・ドッグ(犬のさんぽ)アラウンド・ザ・ワールド(世界一周)ではないかと思いますが、実際に「ヨーヨー」と聞いてイメージされる動きはコレではないでしょうか。そんな真の意味で世界一有名なトリックは、これなのかもしれません。

縁日の水ヨーヨーのバインバインする、あの動きのそれです。

現代的にはもう “基本ではない” かも

かつてはこのグラビティ・プルこそがヨーヨーであり、ヨーヨーの大会といえばこれの耐久・回数が普通だったようです。ただ、今ではスリーパーは基本として台頭し、このトリックが単体でフィーチャリングされることはほぼなく、基本というよりは「昔はこれがヨーヨーだったらしいよ」にシフトしつつあります。

実際、ある程度基本トリックを習得していれば自然とできるようになっているトリックですので、(DVDやスキルアップガイドによっては)早めに登場することもしばしばありますが、飛ばして構いません。

成功基準

  • 2回以上
  • ストリングが正しい巻き方になっている状態でキャッチすること
  • 偶数回でキャッチすればOK

トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。

派生

フォワード・パスと組み合わせると、こんなトリックになります。バンバンボールのような動きになりますね。伝わるかな。

豆知識

初心者向けヨーヨーでも、現在は戻りが弱めにセッティングされているものが多く、ヨーヨーによってはスリーパーよりも難しいという逆転現象が起きることがあります。

ルーピング用ヨーヨーなど戻りが強いヨーヨーであれば問題ありませんが、もし強めに引っぱって戻すタイプの初心者向けヨーヨーで挑戦される方は、一度3重~4重巻きにしてみるといいでしょう。慣れてきたら、そのヨーヨーでも通常の1重巻きでできるようになれば理想的です。

◆この記事を書いた人

2009年ヨーヨー世界チャンピオン。
スタッフの中で最年少ながらも物怖じしない性格と、持ち前のガッツでがんばるリワインドのフロントマン。よく寝てよく食べる。2008・2009年ニューヨーク国際オープン1A部門優勝。2009年世界大会1A部門優勝。現在C3yoyodesignに所属し、シグネチャーモデル『クラウン』『クラウン.st』『クラウンTi』『ルーク』発売中。

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