世界でもっとも有名な技といえばウォーク・ザ・ドッグ(犬のさんぽ)かアラウンド・ザ・ワールド(世界一周)ではないかと思いますが、実際に「ヨーヨー」と聞いてイメージされる動きはコレではないでしょうか。そんな真の意味で世界一有名なトリックは、これなのかもしれません。
縁日の水ヨーヨーのバインバインする、あの動きのそれです。
現代的にはもう “基本ではない” かも
かつてはこのグラビティ・プルこそがヨーヨーであり、ヨーヨーの大会といえばこれの耐久・回数が普通だったようです。ただ、今ではスリーパーは基本として台頭し、このトリックが単体でフィーチャリングされることはほぼなく、基本というよりは「昔はこれがヨーヨーだったらしいよ」にシフトしつつあります。
実際、ある程度基本トリックを習得していれば自然とできるようになっているトリックですので、(DVDやスキルアップガイドによっては)早めに登場することもしばしばありますが、飛ばして構いません。
成功基準
- 2回以上
- ストリングが正しい巻き方になっている状態でキャッチすること
- 偶数回でキャッチすればOK
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
派生
フォワード・パスと組み合わせると、こんなトリックになります。バンバンボールのような動きになりますね。伝わるかな。
豆知識
初心者向けヨーヨーでも、現在は戻りが弱めにセッティングされているものが多く、ヨーヨーによってはスリーパーよりも難しいという逆転現象が起きることがあります。
ルーピング用ヨーヨーなど戻りが強いヨーヨーであれば問題ありませんが、もし強めに引っぱって戻すタイプの初心者向けヨーヨーで挑戦される方は、一度3重~4重巻きにしてみるといいでしょう。慣れてきたら、そのヨーヨーでも通常の1重巻きでできるようになれば理想的です。