解説パートは1:43から。
ストリングトリックにおける、ヨーヨープレイヤーが共通して成功型と認識する三角形をした特殊なトリックです。ただし、一定の形を作るにも関わらず、あまりピクチャートリックと認識されてはいません。
なんとも不思議な立ち位置のトリックというかエレメント(要素)ですが、ありとあらゆるトリックからつながるため、派生が無数に存在し、なんだかんだ愛されています。
この解説動画では、もっともシンプルな作り方を解説しています。
グリーン・トライアングルの定義(仮)
実際に文章で定義する場合を書いているのみですので、読み飛ばして構いません。特に練習に役立つ情報ではないので、興味がある方のみお読みください。
ヨーヨーと、ストリングの交点と、もうひとつの支点で三角形を作ります。
この中で、ヨーヨーとストリングの交点の間のストリングが2本になっており、なおかつヨーヨーから伸びている1本のストリングと、2本の方のストリングが、ヨーヨーの軸の上で交差していなければグリーン・トライアングルとなります。
このままほどくと中で絡んでしまうため、ほどく際にはヨーヨーを手前か奥に落とさなくてはいけません。どちらに落とせば絡まらないかは、作り方によって異なります。
逆に、 ヨーヨーから伸びている1本のストリングと、2本の方のストリングが、ヨーヨーの軸の上で交差していればフェイク・グリーン・トライアングルとなります。 こちらは手を離すだけで、ストリングが絡まずにほどけます。
成功基準
- 確実に形を見せる
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
派生
やろうと思えばどこからでも作れるんじゃないかというくらい、慣れてくればどこからでも作れる形です。ここでは即座に作れるもの、亜種のものを一部紹介します。
- フックの応用で作るラセレーション・グリーン・トライアングル
- プラスチック・ウィップの応用で作るフライング・グリーン・トライアングル
- 一見すると一緒の形だが、よく見ると違うフェイク・グリーン・トライアングル
- 両方の人差し指に一重ずつストリングをかけつつ、利き手側で作る1.5グリーン・トライアングル
- 上にもうひとつグリーン・トライアングルを作るダブル・グリーン・トライアングル
- 天地(上下)が逆のグリーン・トライアングルができるポップアップ・グリーン・トライアングル
豆知識
開発者はポール・エスカラー氏とされています。業界内では、特にバインド黎明期における活躍が有名で、現在のストリングトリックに通ずるリスト・マウントやスーサイド・キャッチなどを開発したことでも知られる、著名なトリックイノベイターの一人です。
詳しくはこちらの記事を参照ください。