《2024/01/18》一部トリックに別名追記

サイド・アラウンド・スリーパー – Side Around the World Sleeper

全トリック基本トリック2A(ルーピングトリック)
スタイル固有タグ:

体の正面でブレイクアウェイからアラウンドをして、さらに正面でスリーパー状態をキープ。5秒以上スリープしたら戻します。

正確に表記すると『サイド・アラウンド・ザ・ワールド・スリーパー』なのですが、長いので省略しています。

基本トリックの中でインサイド・ループ(ループ・ザ・ループ)と並んで…いや、人によってはそれ以上に難しいかもしれないですね。初心者のを超えて鬼門。すんなりできた方は誇っていい。バインドヨーヨーであれば比較的カンタンにはなるので、まずはそれで挑戦してもいいです。その後のサイド・バインドが難しいので、まずはキャッチを無視して、まっすぐ投げられるかどうかだけで。

特にルーピングヨーヨーでは相当難しいので、ウイングシェイプのビギナー向けヨーヨーを選ぶのがおすすめ。逆にもうすでに完璧だという方はルーピングヨーヨーでトライしましょう。

前提トリック

成功基準

  • 1周後、静止して5秒以上スリープしてからキャッチ

トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。

途中でスリープが止まってしまうときは

このトリックはアラウンドとブレイクアウェイとスリーパーの集合体です。常に3つのトリックを反復しましょう。特に重要なポイントを引用しておきます。

最後までスリープを保たせるコツは、ヨーヨーをまっすぐ投げることです。

スリーパーでもそうでしたが、ヨーヨーは強く投げることよりも、まっすぐ投げることの方が重要です。まっすぐ投げて、まっすぐ回す。至極シンプルだからこそ、これが難しいんですよね。

まずは弱めでもいいのでまっすぐ投げること。遠心力は弱く投げたあとでもかけられるので、とにかくていねいに投げること。右・左のどちらにヨーヨーが傾いてしまっているかを毎回確認し、次に投げるときはその逆に傾けるように投げて、少しずつ調整していきましょう。

アラウンド・ザ・ワールドの解説ぺージより

あとはヨーヨー選びや、メンテナンスも重要になってきます。

冒頭に書いたとおり、ビギナー向けのヨーヨーであればウイングシェイプがおすすめ。ストリングは短めにして(おヘソくらいまでの長さ)、新品を使いましょう。

豆知識

アメリカヨーヨー協会では、このトリックがSide Throw(サイド・スロー)という名前になっているそう。元々は、アメリカヨーヨーミュージアムがあり、Gentry Stain選手など世界チャンピオンも輩出したヨーヨークラブがあるBird in Handが制定したそうです。

日本ではサイド・スローといえばブレイクアウェイの投げ方から直接正面で横にスリーパーする形をとることをいいます。トリック名の地域差ですね。

初心者向けおすすめヨーヨーなど

2A向けおすすめヨーヨーなど

◆この記事を書いた人

2009年ヨーヨー世界チャンピオン。
スタッフの中で最年少ながらも物怖じしない性格と、持ち前のガッツでがんばるリワインドのフロントマン。よく寝てよく食べる。2008・2009年ニューヨーク国際オープン1A部門優勝。2009年世界大会1A部門優勝。現在C3yoyodesignに所属し、シグネチャーモデル『クラウン』『クラウン.st』『クラウンTi』『ルーク』発売中。

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