フックを、指にストリングを2重がけして行うトリックです。
簡潔に手順を書くなら、フックと同様にストリングを振って、飛んできたストリングを2本ともではなく、手前の1本だけを人差し指にかけたあと、そのままの流れで人差し指を奥へ差しこむように数センチ動かし、もう1周してきたストリング2本を使ってフックにします。
これも感覚系トリックの側面が強いため、感覚を掴めばフックとほぼ同じ手間でこなせますが、それまでは腕がパンパンになるくらいやりこまないと、体に感覚が染みつかないこともしばしば。少しでも負担を軽くするため、練習する時は、太いストリングを少し短めにセットして使うのがおすすめです。
成功基準
- 確実にマウントする
- 完成後、2周ほどいた後に直接バインドしても良い
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
派生
3重にしてかけるとネオ・イワサワ・フックと呼ばれます。それ以上重ねるとネオ・ネオ…と複数回重ねて呼ばれることが多いです。
他にも1.5、2.0、リバース・フックでも同様にイワサワ・フックは可能です。どこまでできるか挑戦してみるのもおもしろいかも。腕への負担は相当なものになりますが……。
豆知識
開発者はイワサワリョウスケ氏で、彼の名をそのまま冠したトリック名となっています。本人はラセレーション・タワーの開発者としても有名。