プラスチック・ウィップをトラピーズ中に行います。
上から振りかぶり、奥側のストリングがヨーヨーにかかればフーディーニ・マウント(カミカゼ・マウント)の形になります。基本的には利き手のみを動かして、反対の手は指でストリングを挟んでおいて、そのあとは力を入れないでおくのがポイントです。
トラピーズ中のヨーヨーの位置は、利き手でない方の手に少しだけ寄せておきましょう。利き手側のストリングが6:反対側が4、くらいのイメージ。これがストリングがかかった瞬間に1:1になると理想的です。
どうしてもストリングが飛ばない、ヨーヨーにかからないという場合は、しっかりヨリを直して、トラピーズの輪を挟む力を強くしてください。少し極端なくらい強く挟んでOK。
そして輪はプラスチック・ウィップの時と同じく、弧を描くよう山なりの丸い軌道を描きます。そのまま人差し指をヨーヨーのそばに叩きつければ、輪が現れます。
成功基準
- 確実にマウントする
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
「完成形を先に知る」という練習方法も
ストリングがうまくかかるまでは、どうしてもできあがった形がイメージできないため、手の振り方を当てずっぽうで探し当てなければいけません。しかし、この指のポジションや、かかっている感触自体は、別の方法で再現することができます。
この「完成形を先に知る」という練習方法もおすすめですので、少しでも苦戦しそうという方はこちらの解説動画もご覧ください。
派生
非常に幅広く応用が利く形です。ここからクイジボ、ジグザグ・レール、スピードコンボなど、多くの横トリックに「ご自由にどうぞ」と言わんばかり。選別するのも野暮というもの。
なので、ここではフーディーニ・ウィップと同じ形、つまりフーディーニ・マウント(カミカゼ・マウント)になるトリックをご紹介します。
- 1.5マウントからのフーディーニ・マウント
- ダイレクト・フーディーニ・マウント
- クイック・フーディーニ・マウント
- フラッシュ・トラジション・フーディーニ
- ラセレーション・フーディーニ
これら5つのトリックは、こちらの動画でも解説しています。
豆知識
海外ではカミカゼ・マウントとも呼ぶ形です。『フーディーニ』とどちらの呼称にすべきか未だに迷っていますので、現状はどちらも採用としています。