1本のストリングに、前後からヨーヨーを当ててバウンドさせます。「シンプルがゆえに難しい」「見た目以上に難しい」というのを体現しているトリックであり、気軽に挑戦できるトリックでありながら、完成するまでが遠いと思う人は少なくありません。
まずスリーパーをして、人差し指にストリングをかけてヨーヨーを引き上げます。
人差し指を胸の高さくらいまで上げて、ヨーヨーを揺らして手前に振ります。
この手前に振る前の段階では、オリジナルの手順ではまだストリングに当てる必要はありませんが、検定や規定競技のルールによっては当てないと回数にカウントされず、最後に往復数が足りずに失敗となることがあるため、動画通りに当てて手前に振るように練習しておいた方が無難です。
そのままの勢いで手前に振ってきたヨーヨーをストリングに当てて、続けて必要以上に止まらずに奥へ→手前へ→奥へ→手前へ‥と繰り返しヒットします。
最初のヒットを除き、手前と奥で1回ずつ当てたものを1往復(1セット)とし、合計3往復以上をしてからキャッチです。バインドセッティングのヨーヨーなら、続けてヨーヨーを振って直接フロント・トラピーズの形からバインドできるとスムーズにキャッチできます。
回数のカウントが少し難しいので、ややこしいと思った方は最初のヒット込みで、7回以上ストリングに当てていればOKと覚えましょう。
成功基準
- 最初にヒットさせてから、必要以上に止まらない
- 3往復以上してからキャッチ
- 最初のヒット込みで、7回以上ストリングに当てている
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
- エレベーター
コツ
工程数自体は少ないのに、つまづくポイントだらけなこのトリック。各ポイントを抑えて、1個ずつポイントをクリアしていきましょう。
- そもそも全然ヒットできない場合
- 基本に立ち返って、ヨーヨーをよく見ましょう。人差し指の高さが低すぎたり高すぎたりする可能性もあるので、胸の高さを基準に、自分が見やすい高さに調整してください。跳ねさせている最中、手の高さが変わらないよう少しだけ肩・肘に力を入れるのもありです。
- テンポよく跳ねさせられない場合
- これは利き手のポジションが問題であることが多いです。ストリングが地面と垂直に伸びている方が跳ねさせやすいため、真横から見たときにストリングが斜めに傾いてないかを確認しましょう。跳ねさせている最中、利き手があっちこっちに動かないよう固定しておくのも重要です。
- ヨーヨーが傾いていく場合
- ヨーヨーのボディにストリングが接触しているのが原因です。もちろんストリングトリック用ヨーヨーはヒットしやすいように横に広がったボディになっているのですが、タジマ・バウンドのように小刻みに接触するトリックの場合は、早々にヨーヨーが傾いていくこととなります。ヨーヨーをよく見るだけでなく、ベアリングにヒットさせるようなイメージで、正確にまっすぐコントロールしましょう。ヨーヨーを振る時、ヨーヨーのスリット(溝)に沿うようにするのもお忘れなく。
他にもこちらの動画でコツを紹介しています。
タジマ・バウンドは1:31から。
派生
これが完璧になったらタジマ・リバウンドに挑戦しましょう。言うなればタジマ・バウンド2ともいえる応用で、手とヨーヨーの位置関係が逆になるバージョンです。ヨーヨーが下にあるぶん、常に重力に逆らうようにコントロールしなくてはいけないため、少し難度が高くなります。
他にも完全に直接の派生ではないのですが、共通点が多いトリックとしてはジッパーが挙げられます。同じ一直線上で、ストリングを一切たるませず、正確にヨーヨーをコントロールしなければいけません。また、手の動きが複雑になるため、タジマ・バウンドより構造を覚えるのに時間を要します。
豆知識
開発者は元THPで日本人メンバー第二号の田嶋弘(タジマヒロシ)さん。このトリックを発明したことで、あだ名は “バウンサー” だったとのことです。