《2024/01/18》一部トリックに別名追記

720(セブントゥエンティ)- Seven-Twenty

全トリック5A(カウンターウエイト)
スタイル固有タグ:

360(スリーシックスティ)の2周版です。……と言うのはカンタンですが、実際には同じ要領で回すわけにはいかず、独特の方法で行う必要があるクセモノです。

トラピーズから通常の360と同じようにヨーヨーでウエイトを押して回すのですが、回し始める前に、両手の間隔を狭め、Vの字を細く縦長にしてから、ウエイトの高さを少し下げて、トラピーズの輪を長く・大きくします。

そして回し始めたら、1周目を素速く行い、そこからできるだけ早く2周目へ移ること。1周した直後にヨーヨーが一瞬止まってしまいがちなのですが、そこで止めてしまうとウエイトがヨーヨーを追い越し、ストリングがヨーヨーから離れてしまいます。

ヨーヨーを2周し、ウエイトをキャッチすれば成功です。回す過程でどんどんウエイトにスピードを載せるため、他のカウンターウエイトトリックよりもかなり勢いがついていますので注意してください。

成功基準

  • 正確にヨーヨーを動かす
  • 一度もヨーヨーがストリングから離れないと理想的
  • 人差し指にはトラピーズの輪以外のストリングが触れないのが理想的

トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。

前提トリック

別解1

720は世代やエリア、媒体によって微妙に異なる形が紹介されており、代表的な方法が2つ存在します。

こちらはあえて1周目と2周目の間で一瞬ヨーヨーを止め、ストリングを一度離す方法です。360というよりはプロペラに近い形となります。通常の720ほどタイミングがシビアでないため、難度は易しめ。

別解2

こちらはウエイト側のストリングを人差し指に当てる方法です。ダブル・オン・スピンで、2重乗せになる直前から回し始めて、1周で止めます。こちらも通常の720よりは易しめ。

回すコツは

両手の間隔を狭めた後は、とにかくヨーヨーを回すことに集中。スピードは、速くし過ぎるとヨーヨーが人差し指に激突してしまうので、激突しないギリギリまで速くします。

2周し終わった後、人差し指は通常のトラピーズくらいの位置にいるようにしましょう。ウエイトのキャッチが安定し、さらに大げさな動きが減ることで、ヨーヨーと人差し指がぶつかりにくくもなります。

慣れてきたら、2周目の回すスピードを少し落とすと、ウエイトの勢いをコントロールできてキャッチしやすくなりますし、衝撃も和らげられます。あくまで回すスピードを落とすだけで、1周目と2周目の境目は止まらないことに変わりはありません。

5A向けおすすめヨーヨーなど

◆この記事を書いた人

2009年ヨーヨー世界チャンピオン。
スタッフの中で最年少ながらも物怖じしない性格と、持ち前のガッツでがんばるリワインドのフロントマン。よく寝てよく食べる。2008・2009年ニューヨーク国際オープン1A部門優勝。2009年世界大会1A部門優勝。現在C3yoyodesignに所属し、シグネチャーモデル『クラウン』『クラウン.st』『クラウンTi』『ルーク』発売中。

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