左利きの方はこちら。便利!
スリープしている間に、ストリングで形を作るトリックです。あやとりみたいってよく言われます。
このようにストリングで何か形を作るトリックは『ピクチャートリック』と呼ばれます。タワー自体もたくさんの種類がありますが、これが始まりのタワーですね。
その一番始めのタワーがさっそくなかなかの工程数です。でも慣れれば2秒で作れます。
作っている最中にスリープが止まって失敗…というのがお約束。まずはスリープを止めたままで形の作り方を徹底的に覚えましょう。
前提トリック
- スリーパー(15~20秒以上できるのが目安)
成功基準
- 形ができてから5秒以上静止(スリープ)してキャッチ
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
途中でスリープが止まってしまうときは
タワーはスリーパーが完璧にできているかどうかを試されるトリックでもあります。
強くスリープすればタワーを作っている最中にガッと戻ってきやすくなってしまいますし、弱くスリープすれば途中で止まりやすくなります。
しかし、強く投げることよりも、まっすぐ投げることの方が重要というのは変わりません。よほど戻りが弱めのヨーヨーでない限りは、まっすぐていねいに投げることを思い出してください。
また、動画にもあるように、慣れないうちはタワーを小さめに作ります。大きく作ろうとすると、次にどのストリングを取ればいいのか混乱してしまうので、できるだけ手元で作ります。こうすることでヨーヨーに衝撃が加わりにくくなり、ふと引っ張られて戻ってきたり、揺れてスリープが削がれたりするリスクも減ります。
ビギナー向けのヨーヨーであればウイングシェイプがおすすめ。ストリングは少し長めにして(おヘソより1~2cmくらい長め)おきましょう。
実は作り方いろいろ
タワーには作り方がいろいろあり、上の動画以外にも2つ存在します。
以下のVLOGでは、その2つのやり方も紹介していますので、気まぐれに練習してみるのもありかと思います。
トリック検定でタワーを受検する場合、どのやり方でもいいとは思いますが、基本的にはそのトリック検定での作り方が成功の基準になりますので、気になる場合はそのトリック検定を行っている検定員の方にご相談ください。
代表的な派生
タワーにはいろんな作り方があり、形自体もさまざま。基本トリックと比べるとさすがに難しいものも多いため、こんな形もあるんだという参考程度に見ていただければ幸いです。
- タワーとブランコが合体したタワー・ブランコ
- 最初に親指と人差し指に2周巻いてから作るビッグ・タワー
- ダブル・オア・ナッシングの変形から乗せ替えて作る通天閣
- 一振りから作るラセレーション・タワー
- 多重がけの代表クリス・タワー
ここでピックアップしているものは、ほんの一部。ほかにも単体で動画化されていないタワーが無数に存在あります。
豆知識
海外ではEiffel Tower(エッフェル・タワー)で有名。フランスの首都、パリを象徴する建造物のひとつで、1889年の第4回万国博覧会を記念して建てられました。
日本では東京タワーといった方が自然というくらい広まっていますね。大阪で作れば通天閣、愛知で作れば名古屋テレビ塔、みたいなご当地呼びもあるとかないとか。ちなみに通天閣というタワートリックは別で存在しています。