互いのストリングにヨーヨーを当てるトリックです。
まずはツーハンド・サイド・スリーパーをして、利き手側のヨーヨーを、利き手でない方の手のヨーヨーのストリングの外側から当てます。当たったら再びスリーパーの元に戻り、今度は利き手でない方のヨーヨーを、利き手側のヨーヨーのストリングの外側から当てます。これで1往復(2ヒット)とカウントします。2往復(4ヒット)以上が目標です。
ヨーヨーはストリングに押し付けず、そっとふれる位にします。
シンプルな見た目に反して意外と難しいですが、感覚をつかめば何度でもできるようになります。ストリングの動かし方と、力加減に注意しながら練習しましょう。
成功基準
- 2往復(4ヒット)以上
- ストリングは巻かない
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
練習段階ではストリングを短く巻く
検定等ではストリングを巻かずに行うことが前提とされますが、練習段階ではストリングを短く巻いてトライしましょう。ストリングが長いとやりにくく、感覚もつかみにくいです。
ヨーヨー1個でやる練習法
いきなり2個のヨーヨーを使ってやってみても、さっぱりできる気がしない…という方も多いと思います。まずはお手軽な練習方法として、ヨーヨー1個だけ使ってできるやり方があるので、こちらの動画を参考にしてみてください。
派生
スイッチバック・トラピーズなどのトリックに派生することができる他、フリースタイルをやるようになると、繋ぎ技としてスイッチバックの要素が必要となる場面が多くあります。
豆知識
元々は2人で行うトリックでした。TOMMY選手(世界チャンピオン)と片山雄太選手(UTYJ初代1Aチャンピオン)がTeam TOPとして出場した大会で初めて披露し、1人1つのヨーヨーを互いに用いて相手のストリングにかけあうというものでした。それを1人でやれないかと考えたのがTeam TOPのリーダーである三居弘典で、2001年世界大会X部門に出場した荒牧淳が実際にそれを披露しました。
同大会を見たマーク・マックブライド氏がシザーウォーク(カニ歩き)と呼んだため、シザーウォークという別称も一部では残っています。