バインドの前にサマーソルトを挟むトリックです。縦でも横でもできますが、この解説動画では横で、リバース・トラピーズから解説しています。
ダイレクト・バインドの時と同じく、あまりにも回す勢いが強いと、ストリングがすっぽ抜けたり、戻ってきてもタイミングがわからずキャッチできなかったりと、失敗の原因となります。
アルファベットの『J』や、ひらがなの『し』をイメージし、円軌道からまっすぐ頭の上にヨーヨーが浮き上がるような軌道をイメージしましょう。この時、両手は腰から胸くらいの高さにあるようにして、その手の横をヨーヨーが通り過ぎていくあたりで指からストリングを離すと、まっすぐふわっと浮き上がる軌道になりやすいです。
それでもなぜか途中ですっぽ抜けたり、思うように戻ってこない場合は、両手のポジションがお手本とは全然違うポジションにある可能性があります。自分で鏡の前で確認したり、動画を撮って比較して真似しましょう。特に利き手のポジションがズレていることが多い印象です。
慣れないうちは、巻き戻ったあと、中でストリングが噛んでいることがあるので、軽くスローして確認するのがおすすめ。
成功基準
- バインド後に絡まっていないこと(一度のスローでスリープができること)
- 内か外かはどちらでも良い
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
- リバース・トラピーズ
派生
- ドロップ・バインド
- グラインド・トゥ・スラック・バインド
- フリック・バインド(デコピン・バインド)
また、ワンハンド・バインドと同じく、回す回数や指を離すタイミングでもアレンジが可能です。
豆知識
ダイレクト・バインドと並ぶ、通常のバインドの次に練習されることが多いバインドです。慣れてくると普通のバインドよりも流れで戻しやすくラクなので、手癖になっている中級者~上級者も多いはず。