ヨーヨーの「落下」に、ストリングの「落下」を重ねる不思議な見た目のトリックです。
基本的な構造はオーバー・ウィップなのですが、そのウィップをヨーヨーの下で行い、なおかつ輪を地面と水平の角度にできるだけ保ちます。この空中に置かれている輪にヨーヨーが落ちてくることで、マイノリティ・リポートが成立します。小指側(外側)のストリングにマウントしましょう。
ストリングはふわりと浮かせて力を極力加えないこと。解説動画のように、輪が振り切られないように、落下に合わせて手の位置を下げて、輪の形を保つのもおすすめ。
成功基準
- 確実にマウントする
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
- オーバー・ウィップ
派生
- オープン・ウィップ・マイノリティ(マイノリティ・オープン・ウィップ)
- ライン・マイノリティ(マイノリティ・ライン・ウィップ)
豆知識
派生トリックでは『マイノリティ・リポート』ではなく『マイノリティ』と略され名付けられることが多いです。
『マイノリティ・リポート』という名称は、2002年に公開された同名の映画が元になっています。犯罪予知が可能になった近未来の話で、犯罪予防局で働く主人公自身が突然容疑者として宣告され、その容疑を晴らすために奮闘するSFサスペンスです。
この「未来を変える様」と、このトリックにおける「オーバー・ウィップとほぼ同じ構造でありながら違う未来を辿る」という構図が重なり名付けられたらしいです。(三居談)
このトリックの開発者の方からお話を伺い次第、確定もしくは追記します。