回転中のヨーヨーを、指に乗せるトリックです。
流行のトリックであるDNAの前提トリックであり、回転するヨーヨーを直に肌(爪)で感じ取れるめずらしいトリックでもあります。
手順1の動画のように、専用の形をしたヨーヨーを使うことを強く推奨します。
成功基準
- 独立して回転する機構を利用しない(ハブスタックやアクセルディスクなど)
- 指の上で確実にスリープする
スリープができるようになったら、フィンガー・スピン&ラセレーション・バインドの要領で、キャッチにも挑戦しましょう。DNA(トルネード・バインド)のように巻きつけて、DNAをせずそのままキャッチしてもOK。
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
ハブスタックでの練習は有効か
指に乗せている間のスリープロスが大きいため、「最初は独立して回転する機構(ハブスタックやアクセルディスクなど)があるヨーヨーを使ったほうがいいのでしょうか」という質問をされることがあります。
個人的な感想としては、あまり関連性がなく、あくまで別物ですので、その練習自体は必須ではないという印象です。
スリープロスが圧倒的に少ないぶん、指で支えることに集中できるハブスタックのほうがラクな印象がありがちですが、支えるための力加減や、指がふれる場所がかなり違うため、ハブスタックのほうが長時間キープするのは苦手という方もいらっしゃるほどです。
水平に回っているヨーヨーの感触を知ること自体は練習の助けになりますので、まったく意味がないわけでもありません。ただし、必須級といえるほどの練習でもありません。よって、ハブスタックを持っていなくても問題なく挑戦できます。
派生
同様の形になる回し方にプル・スリーパーがあります。真横に投げるのが苦手な方のなかには、プル・スリーパーのほうが習得しやすいという方もちらほらいらっしゃいます。
そして、代表的な派生トリックといえば、やはりDNA(トルネード・バインド)でしょう。
独立して回転する機構(ハブスタックやアクセルディスクなど)を利用する場合、ハブスタック・DNA(ハブ・スネーク)に挑戦できます。
豆知識
歴史としてはかなり古く、2000年前後には中央が凹んだヨーヨーを使用して、同様になにかしらの先端に乗せるテクニックが存在していました。
それがトップ・オンという名称で広まっており、フィンガー・スピンの原型といえます。
