インサイド・ループ(ループ・ザ・ループ)を両手で行うというシンプルなトリックです。
トリックの王様です。難度、達成感、見栄え。あらゆる面において優れており、ヨーヨーの名人が行う技として、これほどメジャーでTHE・王道といえるトリックはほかにそうそうありません。
両手でトリックをするために「まずは片手ずつ練習する」という方法はなくはないのですが、このくらいの難度になると、実際に両手で行う際に片手ずつでやってきたことは通用しなくなってきます。片手それぞれが完璧でも、両手における経験値はまったくの別物ということを教えてくれるトリックでもあるため、ダブル・ループに取り組む際は、早めに思い切って、同じルーピングヨーヨーを2個手に取ることをおすすめします。
成功基準
- 5回以上
- 交互に行う
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
最速で習得するには
ダブル・ループはステップを細分化し、少しずつ練習するのがおすすめ。以下のダブル・ループ講座(全4回)を参考に、まずは片手のフォワード・パスから、そして両手のフォワード・パスを完璧にするところから、徐々に上達していきましょう。
ダブル・ループ講座 全4回(YouTube)
一歩進んだダブル・ループ
ダブル・ループができるようになったら、いざというとき人前で見せる練習をしておくと、突然ヨーヨーを披露すること(?)になっても安心です。
豆知識
ハイパーヨーヨーでは第一期でハイパーレベル(5回)、THP-Jプロスピナーレベル ダブル部門(10回)、ハイパーレベル2000で認定技として登場。第三期ではマスターレベルで登場し、3回以上かつ交互か同時どちらでもよいとされ、成功条件が緩和されていました。
両手・スピーディ・カメラを見ながらでもやりやすいトリックのため、とにかくヨーヨーに関連する写真で登場することも多い。コカ・コーラヨーヨーブーム時には、赤いジャケットを着た外国人のデモンストレーターがダブル・ループをしている姿で数多く宣伝されていたのは様式美ともいえます。
両手でヨーヨーができた実感としてはダブル・アラウンドよりも大きく、ダブル・ループができるまではヨーヨーを諦めずにやろうと決める人もちらほら。かなり自慢できるのは事実なので、何か趣味や特技を身に着けたいという方はダブル・ループを目標にしてみてはいかがでしょうか。