片手でボトム・マウントの形を作るトリックです。このウエイトが下からスイングしてボトム・マウントの形にする動作をアンダー・マウントといいます。意外と苦手な人が多いクセモノトリック。
ウエイト・ホールド・スリーパーをして、ヨーヨーを前後に揺らします。
奥へ揺れたヨーヨーが手前に返ってき始める直前に、ウエイトを手前、つまり自分から見て後ろへ引っ張るように離します。すると遠心力でウエイトが奥へ揺れ、ウエイトから伸びているストリングがヨーヨーにぶつかってマウントになります。そのまま手元に返ってきたウエイトを同じ手でキャッチしましょう。
動画でタイミングを確認しよう
とにかくタイミングがシビア。慣れないうちはウエイトが手元まで全然帰ってこないということもザラです。ポイントはウエイトが加速している(スピードに乗っている)タイミングでストリングがヨーヨーとぶつかること。つまり、ストリングとヨーヨーがぶつかるタイミングで意図的にウエイトを加速してあげれば良いのです。
その方法は、ヨーヨーを前後に揺らし、ウエイトを手前に引っ張るように離した後、ストリングとヨーヨーがぶつかる瞬間、利き手を軽く上へ(もしくは手前へ)引くこと。たったこれだけで、ストリングを伝ってウエイトを一気に加速でき、スピーディにウエイトが帰ってくるはずです。
最初から完全に適切なタイミングとスピードでできていれば、この操作は不要なのですが、リカバリー手段としても大変優秀なので、成功率をアップするためにも確実に身につけましょう。
成功基準
- 確実にマウントする
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
- 直接関連はないが、ハーフ・ビー・スティングが問題なくできるレベルだとスムーズ
派生
ショルダー・ポップは、よくこのワンハンド・アンダー・マウントとコンボで紹介されます。片手でのバリエーションとしては大定番です。
豆知識
紹介された時期やメディア、エリアによって『ワンハンド・マウント』という表記揺れが存在します。
世界大会5A部門の予選が規定トリックであった2003年から2006年まで皆勤賞。2006年のみ『ワンハンド・マウント[One-Hand Mount]』と表記されています。