ウィップ状になったストリングの輪とヨーヨーを、同じ軸で交互に回すトリックです。
ストリングは利き手で、ヨーヨーは反対の手で回します。他のスラック系トリックと同じく、ストリングは強めにつまむのがポイント。まずは交互に1回1回止めながら回して、次に連続で回す連勝をしましょう。
成功基準
- 3周以上
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
直接のつながりはうすいものの、以下のトリックができているとスムーズ。
ずっと回し続けることはできない
回している間、つまんでいる指のほうでストリングのねじれができ続けるため、ずっと回し続けることはできません。
また、ねじれが大きくなりすぎると大きな塊になってジャマになったり、回すことでヨリが偏ってウィップの形が崩れるなどの影響が出てしまうため、あまり回しすぎないようにしましょう。
だいたい5周くらいで終わるのがおすすめ。
横系ではなく縦系に分類
トラピーズから行っていますが、本トリックの主要部分は体の正面で縦に回すパートのため、トリックジャンルタグではサイドスタイル(横系)ではなくフロントスタイル(縦系)としています。
派生
このトリックで印象深い選手は、2008年頃からこれを行っている、フランス大会主催を務めるアドリアン氏。
以下のチェコ大会オープン部門では、0:53~と2:44~でこれを応用したトリックを行っています。この応用は2008年頃から変わっていません。
豆知識
もともと上記のアドリアン氏が行っていた技を見て、構造をシンプルにしてわかりやすく解説するために簡素化したものがウィップ・ロールです。
