英語で「高波」という意味のトリックです。スリープしているヨーヨーを戻し、インサイド・ループの要領で前方へ返してキャッチします。
厳密にいえばルーピングトリックではあるのですが、実際にルーピングプレイをしている中でこれ単体を行う機会は少なく、どちらかといえばスリープの残り具合の差によるヨーヨーの挙動の違いを知るためのトリック、といった印象です。どのくらい強くスリープしていれば、返すときにどのくらいの力が必要なのかを知る、みたいな。
上手く返すコツは、弱めにまっすぐスリープすること。また、原理としてはアーチ系のトリックですのでウイングシェイプのヨーヨーが適しています。
インサイド・ループが苦手な方に、手首の返し方を教えるトリックとしても有効ですので、インサイド・ループを未習得の方でもトライ可能。
成功基準
- キャッチのとき手のひらが上を向いていること(正しい向きでキャッチする)
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
- スリーパー(5秒以上)
派生
フォワード・パスからホップ・ザ・フェンスの要領で下に返すとリジェネレーション・オブ・スピンという名前になります。コツはほとんどタイダル・ウェーブと同じですが、指でストリングを支えて待つというパートがないので、返すタイミングは多少シビアになります。
豆知識
このトリックはスキン・ザ・キャットという別名がありますが、これは直訳すれば「猫の皮を剥ぐ」という意味。いや怖。なに突然めっちゃ怖い。
…と思っていて調べてみたら、どうやら鉄棒やつり輪でできる有名なエクササイズにスキン・ザ・キャットという技があって、それが体を持ち上げて、肩を軸に体全体をゆっくり手前に1回転、奥へ1回転するという動きになっています。めちゃくちゃしんどそう。
おそらくその動きから名付けられたのではないかなと推測しておりますが、他に有力な説がありましたら情報をください。