ポッピン・フレッシュ、ボヨンボヨン、マッハ・ファイブの3トリックを、それぞれ7セット行うというものです。
同レベル帯ではかなり手順が長いコンボですが、近年のバインドセッティングのヨーヨーであればスリープに困ることは少ないでしょう。
本当に注意しなければいけない点は、数を数え間違えないことと、マッハ・ファイブでのヨーヨーの位置。回転する前に、あらかじめヨーヨーを利き手の近くに寄せておかないと、巻きつけている過程でどんどんストリングが短くなる関係で、ヨーヨーが利き手でない方の人差し指にぶつかって止まります。
成功基準
- ポッピン・フレッシュを7往復以上
- ボヨンボヨンを7往復以上
- マッハ・ファイブを7周以上
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
- ポッピン・フレッシュ
- ボヨンボヨン
- マッハ・ファイブ
豆知識
2003年の世界大会の1A部門予選にて、規定トリックとして誕生したトリックです。比較的低難度のエレメントばかりであっても、極度に緊張する場面では工程数の多さのせいで、失敗する可能性が飛躍的に上昇するため、練度よりも本番のプレッシャーに耐えられるかが試されるトリックです。
また、当時はバインド黎明期のため、その頃のラインナップで長いスリープを発揮させるには、近年のパワーがありワイド化が顕著なラインナップと比べて、マウントミスとスリープロスに気をつける必要がありました。トリック練度だけでなく、ヨーヨー選びやメンテナンスの腕前も重要だったといえます。