完成形を一見するだけでは、通常のブランコと違いが無いように見えますが、過程を見ていただければわかるように、スリーパーをしてからフィンガーホールを外して広げて、それを使ってブランコにしています。
通常のブランコができれば、さほど苦労はしないはず。唯一の注意点は、ちゃんとフィンガーホールの部分をつまむようにしないと、ヨーヨーが三角形の中心からズレてやりにくくなります。
成功基準
- 3回以上揺らしてからほどいてキャッチ
トリックを習得できたかどうかを判断する目安です。トリックリストや競技会によっては、成功条件が異なる場合がありますので、検定を受ける際などはルールを事前に必ず確認しましょう。
前提トリック
派生
フィンガーホールを利用するスタイルのことをモービアス（メビウス）といいます。なので、これも当然モービアス系トリックのひとつ。
このトリックがモービアスの基本のひとつと言えなくもないので、興味を持った方は他のモービアスに挑戦してみるのもいいかも。
おすすめの次のトリックはステルス・ファイヤーです。
豆知識
ハイパーヨーヨートリックスという本に収録されていたトリックのひとつです。
ストリングの全長をくまなく使うため、おそらく構造上、通常のストリングトリックスタイルにおいては、一番大きな三角形ができるブランコと思われます。
ブランコのやりやすさでいえば、長いストリングで縦に大きく広げるよりも、手をしっかり広げて底面を広くするほうが重要なので、練習段階で役立つことはほぼ皆無なのですが、あくまで豆知識ということで。
また、認知度増加の目的で近似トリックとして1Aトリックリストに収録していますが、公式競技会においては1Aと認められませんので、ご注意。